「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」の説明会に先日、行ってきました。
しっかりと説明を聞いた上での感想は、「やっぱ、役所やなあ~」という感じでした。
その理由は、
*説明会が行なわれて、最初の締め切りが10日目!第2次が、1ヵ月後。あまりにも早い~
*税理士さんなどに計画内容など、認定支援機関に事業計画の実効性が確認されている事
*試作、部材費、各コンサル業(税理士、弁理士など)の方の費用などなどの複数見積もりを取る事
まだまだ細かい所はありますが、発明試作以前に補助金をもらうためのこの作業に何人かで取り組まなければ、到底書類作りはできないでしょう。つまりアイデア商品の内容より、書類が揃った案件を通していく、なんとも御役所的なやり方ですね。
また、その書類を揃えるにあたり、応募される考案者のアイデアを知らない相手にいったい何人に詳しく話さないといけないでしょうか?
私などは、申請するとしたら、全て1人でやるつもりでしたから、短期間である事と、かなりの人に自分のアイデアの全容を話さないといけないなどで、断念しました。
1人で参加した私などは、当然でしょうが、1つの会社から3人くらいで参加している方も、「準備する期間が短すぎる」など、その仕組みに不満を持っておられました。
さらに、驚いたのは、実は、この補助金!実利益が出た場合、補助金を返さないといけないのです!
☆ここで私は、補助金を返さないといけない事に驚いたのではありません!私が驚いたのは、その補助金を返す事ができる案件が、毎回1~2件だそうです。
何十件に補助金を与えて、そこそこの人数で、そこそこの規模でされている会社が、この申請に通過して補助金もらっても、物になっているアイデア商品が、1~3%あるかないかだそうです。
だったら、もっと小さな、個人レベルや小人数でされているところのアイデアを応援して、「小さく生まれて、大きく育つ」支援をすれば良いのになあと思います。
改めて、アイデア庵は、アイデア商品を考案された方の迷ったり困ったりしている段階から、応援できればと思います。
日々、皆様のアイデアをお伺いしているうちに当方も「こういう風に説明すれば良いかなあ」とか、「こういう支援をしてあげれば良いかなあ」と、いろいろ考えるようになりました。
アイデア庵も日々変化して行きますので、みなさんも昨日より今日、今日より明日に向かって、「良い変化」を楽しみながらやって行って下さいね!
http://www.chuokai.or.jp/josei/24mh/koubo20130315.html