先日、テレビでダイソンご本人が出ていて、「試作秘話」を語っていました。
家庭で掃除機を使っていて、すぐに目詰まりする掃除機に
「なんでもっとゴミを吸い続けないんだ!」と激怒したことがキッカケで
あの「吸引力の変わらない唯一の掃除機」ダイソンが生まれたそうです。
私がアイデアに対していつも思っている「困る事」が、とても大事なキーワードですね!
ダイソンさんが、「激怒」したことが、あのとんでもないアイデア商品が、できたなんて、、
たまには、みなさん怒りましょう!
私が1番驚かせられたのは、ダイソンさんは試作開始から、完成品まで
なんと5127回目の試作で、掃除機が完成したそうです。
期間にして、15年目。
そりゃ、凄くなるわ~と思いました。
私がいつも言っているアイデア商品の試作で、
「できるだけ簡素化してください。余計なものは省きましょう」と言っていますので、
一見、真逆の意見になりますが、ダイソンさんはすでに別の数々のアイデア商品で、
会社を持っており、持続する資金や時間、労力などを持っておられました。
私のところへ相談に来られる方々は、個人の方や小さな会社の経営者が多いです。
そこまで、開発期間や資金を持続できるのはなかなか困難です。
ですので、試作段階などでも多少の妥協や機能の絞込みは必要になるかも知れません。
まして、たったの1回の試作で、即完成品というのは、稀です。
やはり、良いアイデア商品は、「根気」や「信念」が必要ですね^^
何よりも、そのアイデアで誰かが使用して、便利になったと、とても喜んで幸せを感じてもらえることですね^^