アイデア庵サイトをご覧いただきありがとうございます!
先日、相談者の角野様からアイデア商品の試作相談をいただき、メールでの打合せを何度かさせていただいた上で試作に取り掛からせていただきました。
試作品が完成した後、角野様とご友人の浜村様がわざわざ私の自宅まで来訪いただき、ご一緒に発明談義をさせていただきました。
お寄せいただいたアイデア商品は、「バスタオルが架けやすい可動式大型タオルスタンド」でした。
角野様からいただきました図面を元に改めて、図面を作成し、おおよその寸法を決めてまず、木製から試作品を作成いたしました。
この時の木製品で作成した理由は、やはり加工がしやすい事と材料費が安い事です。
角野さんのアイデアの凄いところは、タオルをタオルスタンドに何気なく架けていたポール(棒)とポールの幅が、狭すぎるためタオルが架けにくいという事で、可動式にされたことです。
当初1作目の木製スタンドでは、この可動式にレールを使い、ポールをぶら下げる方法で製作いたしましたが、角野様からの提案で、2作目では、材質にステンレスを使用して、可動式の部分をポールを挟み込む形で、レールを横向けに取り付けました。
正直、木製では寸法や穴あけなど非常にやり易かったのですが、さすがにステンレスでは、きちっと寸法や穴あけ、タップなどを正確にしないとうまく行きませんので、思ったより苦労いたしました~
また、レールを横向きに変更したため、ポールの寸法が2mm違うと全く可動しなかったのです。
いやはや、苦労した甲斐があり2作目のステンレスのタオルスタンドは、すぐにでも商品として出せるくらいの仕上がりになりました(と勝手に思っていますが)
角野様にも仕上がりを画像ファイルで送りましたところ、非常に喜んでいただきました。
角野様の方で「実用新案」の方も申請されているようですので、もし、「可動式タオルスタンド」にご興味ある方は、「アイデア庵」までメールをくださいね!
アイデア庵では完成度は2の次にして、まずタタキ台となる第1試作品を製作し、その上でそのアイデアの長所、短所を掌握した上で、第2の試作品を製作して、アイデア商品の完成度を高めて、それから商品化の「夢」を追っていただきたいなあと思います。角野様、浜村様、お疲れ様でした。
アイデア庵の格言:「試作品は2度作れ!」